「乳がんの再検査をしてください」
非通知番号からかかってきた電話の向こうにいるドクターから言われた言葉。
驚いた。けど、そこまで、動揺しなかった。
YouTubeから流れるクリスマスソングを聞きながら、淡々と手続きを説明するドクターの話を、左手にスマホを持ち、右手で手帳にメモした。
3年前の健康診断でも同じようなことがあった。
コレステロール値が高く、糖尿病の可能性があるので、至急、GP(かかりつけ医)に連絡して、HbA1の値を検査してくださいと言われた。
その時は、血液検査をするまでも、血液検査の結果を受け取るまでも、毎日毎日泣いて、毎日毎日心配して、毎日毎日人に相談しまくった。
自分ではどうにもできないことを、どうにかしようとしていた。
不安の河に自らダイブして、溺れる毎日だった。
息ができず、アップアップで、本当に苦しかった。
乳がん検査も、糖尿病検査も、両方、クリアーだった。
結果は同じだったけど、そこまでたどり着く道のりは、全く違った。
この3年で何が変わったのか。
どうやって、不安の河を溺れることなく、泳ぐことができたのか。
『7つの習慣』の第1の習慣にある、関心の輪と影響の輪を学んで、行動できるようになったからだ。
関心の輪とは「自分がコントロールできないこと」
影響の輪とは「自分がコントロールできること」
コントロールできないことには注力せず、コントロールできることに注力する。
起こってしまった過去は絶対に変えられないし、他人を強制的に自分の思う通りにコントロールすることは、できない。
関心の輪に注力していると、多くの時間やエネルギーを使うだけではなく、精神的にもかなり辛い。だって、コントロールできないものを、コントロールしようとしているのだから。
このような状況だと、人を責めることや、悪口を言ったり、生産性のないことに、時間やエネルギーが使われてしまい、時間やエネルギーがもったいない。
自分がコントロールできないことを手放し、自分がコントロールできることに注力することで、人生はかなりラクになっていく。
自分が人生の主人公になっていく。
今、本当に注力するべきところはどこなのか?時間を使うべきところはどこなのか?
関心の輪と影響の輪を意識し、実生活で実践していけることで、「主体的に生きていける」ようになる。
「主体的である」ことで不安が軽減する。
『7つの習慣』は名著ではあるが、500ページをこえる本で、一人で読み切るのはなかなか難しい。
多くの人が、ビジネス本を読んで学んだことが実践できず、何も変えることができないと、一人で悶々としている。
こんな悩みを持っている方のために、『7つの習慣』の読書会を開催しています。
来年1月から新しいグループで開催です。
ご興味のある方、ぜひ問合せください。