イギリス人は日常生活にコーチングを取り入れている?

イギリス

困ったときや悩みがあるとき、あなたはどうしてますか?

私は、コーチングを知ってからは、コーチングもしてもらっていますが、

家族や友達、同僚に聞いもらいます。

私が困った顔をしていると

Let’s put the kettle on. Do you fancy a cuppa?

お湯を沸かしましょう。お茶飲む?

というフレーズから、家族や友達、同僚が、お茶を飲みながら、私の話を聞いてくれます。

「どうしたの?」ではなく「お茶飲む?」

ここがイギリス人らしいのです。

信頼関係のある人が困っていたら、お茶を飲みながら(最近はコーヒー派の人も多いですが)、

話をひたすら聞く、承認する、フィードバックや提案をする。

ここで、信頼関係というワードは重要です。

誰にでも「お湯を沸かそう。お茶飲む?」とは言わないから。

自分の頭の中のモヤモヤを言語化していくことで、思考の整理がつき、

段々と自分のやること・やれることが見えてきて、次に進める。

20分足らずで、前向きになれたりする。

イギリス人は日常生活に自然とコーチングを取り入れているのではないか?

コーチングは特別なものではなく、日常生活の中で、十分に取り入れられるんです。

1人で抱えずに人に頼ってみる。

モヤモヤを話してみる。

なかなかできないことかもしれないけど。

それが家族でも同僚でも友達でもコーチでもいいんです。

とにかく一人で抱え込むことを手放してみる。

自分のかっこ悪いところをさらけ出して

人にサポートをお願いしてみる。

自分で何でもやっちゃう人にはとても大きなステップかもしれないけど、

一度試してみてください。

前、ある人が話していたことで、凄く思い出に残っているストリーがあります。

その人は病気をするまで、人の助けを借りず、何でも自分でやってきたそうです。

精神的にも身体的にもかなり無理をして。

でもどうしても、自分で出来なくなった時、思い切って近所の人に子供の送り迎えを頼んだそうです。そしたら、子供の送り迎えだけではなく、食事を持ってきてくれたり、買い物に行ってくれたりしてくれた。

そして、そのご婦人に

「わたしのことを頼ってくれて、ありがとう。

人に必要とされるって、本当に幸せなことなんだよ。」

って言われて、涙が出たそうです。

人のことを頼ることで、他の人を幸せにするなんて思ってもみなかったから。

その話を聞いて、自分も人に頼られると嬉しいなーって思いました。

もっと、肩の力を抜いて、誰かに相談してみる。

頼ってみる。

そうすれと、もっと楽に生きていけるはず。