置かれた場所で咲きなさい」渡辺和子
「置かれた場所で咲きなさい」渡辺和子著を読みました。
私は本を読むときに、以下質問を意識しながら、本を読むようにしています。
この本を読むのは何のためか?
私が人生で本当に苦しかった4年前に、叔母から「さっちゃん、読んでみんさい」と言われて読んだのがこの本です。この時は、尊敬する叔母が薦めてくれるんだから、私がどん底から立ち上がるためのヒントがあるんじゃないかと、藁をすがる思いで読みました。
この本を読むことで何を変えたい?
どん底だったのは1月の寒い時期で、庭に咲いている花がすっかり雪に押しつぶされていて、自分自身の投影を見ているようでとてもつらかった。何もかも上手くいかず、ただ逃げているだけのような気がしてました。置かれたところ(状況)から咲くためのヒントを得て、自ら今一度咲く努力が出来るように自分を変えたかった。
本からヒントを得て何を実行するか?
不甲斐ない自分と仲良く生きていくために、完璧主義をやめる。人にサポートを求める。
次に咲く花がより大きく美しく咲くために、どうしても咲けないときには根っこを下へ下へ伸ばす。
順風満帆な人生などないから、今のどん底がどん底だと受け入れて、出来ることをやっていく。
年を重ねてからこそ学べることがあるので、自分が本当に好きなことを自分に嘘をつかず学ぶ。
苦しいからこそもうちょっと生きてみる。
人生にぽっかり空いた穴からこれまで見えなかったものが見えてきている。もっと新しい世界に踏み込んで、新しい仲間に出合う。
失敗は成功のもと、失敗にフォーカスするのではなく、いつか笑い飛ばせる日がくると信じる。
実行してみてどうだったか?
前は、何か結果がない学びに対して罪悪感があったが、とにかく好きなことを学んでいいと自分に許可をだしたことで、私の人生を変える「コーチング」と出会うことができた。
新しい仲間に出合い、安心安全な場所で、前よりずっと自分らしく楽に生きている。
失敗とみるか、次のチャンスとみるか。同じものをどうとらえるかで人生は全く違うものへ好転する。
完璧主義を自分で俯瞰してみれるようになって、どんどんいろんなものが手放せ、時間が有効につかえるようになった。
苦しいからこそもうちょっと生きてみたら、そんなに苦しいことではなかったのかもと思えるようになった。
失敗は成功のもとということが心から理解でき、この辛い時期があったから、今があると感謝できるようになった。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
渡辺和子
1927年生まれ。九歳の時、二・二六事件で父・渡辺錠太郎を目の前で暗殺される。聖心女子大学卒業後、56年、ノートルダム修道女会に入り、ボストン・カレッジ大学院に学ぶ。その後ノートルダム清心女子大学学長を経て、同学園理事長。2016年12月帰天。