イギリスには「WAGAMAMA」というなんちゃって日本食チェーン店があります。
イギリスでこの店を見かけるたびに
「なんでこの日本語チョイス?」
と思うと同時に、自分の感情が揺さぶられてました。
なんとも言えない後ろめたい気持ち。
なぜなら
私は子供のころからよく親に
「あなたは本当に我儘ね」
と言われ続けて育ったから。
いまでも両親はそう思っていると思うし、結婚式の両親からのスピーチでも「娘は我儘で」と言われ。これは文化の違いもあるので、直訳するととても危うい。
私の親は、とても保守的で、三姉妹の長女である私に
地元の商業高校卒業→地元の銀行もしくは市役所での勤務→婿養子との結婚→跡取りを産む
ことを望んでいたのですが、それに反して、私は親の期待を大きく裏切り
地元の高校卒業→短大進学(本当は大学に進学したかったけどこの壁はその時には突破できず、どうしても諦められずのちに自費で進学、学習欲が抑えきれなかった)→東京で大手企業に就職→働きながら大学卒業→イギリス留学→イギリス人と結婚→跡取りもないまま働きつづけている人生
とにかく親がいうことに頑なに反抗して、自分がやりたいことを貫いてきた人生。
大手企業に就職して、安定を手に入れてしまった時は、手放すのが怖くて、安定した結婚・暮らしに走りそうになり、行動できない時期もあったけど、でもコーチングをはじめてから、また、リスクを取れる範囲で行動できるようになりました。
そして、「Selfish」という本に、出会いました。
私がもっとも尊敬するコーチのFBだか何かに「Selfish」を置いたデスクの写真があって、そこで初めてこの本を知りました。
ずーと、自分のやりたいことを実行することに、何となく後ろめたさを感じて、これまで生きてきたけど、
今は堂々と胸を張って
「我がまま」上等
って言いきれます!
著者のトマス・レナードは本書で
プライベートと仕事の両方で成功したいと思うなら、この「セルフィッシュ(=我がままでいること)」つまり「自分本位」にという言葉に対する新しい見方を身につけなくてはならない
『Selfish』Thomas J. Leonald
と記載しています。
この本を読んで再認識した大切なことは
- 自分が得意なこと(頼まれてもいないのに自然としてしまうこと・自分の強み)を追求する
- それを使って他の人に価値を与える(私にとってはWin-Winの関係)
- 自分の魅力を自分で感じきる
- 満足な人生をおくるために必要なものを全て手に入れてもいいと自分に許可を出す
- 自分が大切にしているものを理解しゴールを明確にする
- 他人に感銘を与えるための「ライフスタイル」ではなく自分が喜びに満ち溢れるための「人生」を歩む
- 自分の喜ばせ方を周りに示す
- 自分の環境を完璧にする、自己基盤を整える
- 自分の価値観を道しるべにする
どれも私が本当に心の底からやりたいことがあった時に、どんなに親に反対されても安定を捨ててもやってきたこと。
今は「WAGAMAMA」の前通っても感情は揺さぶられなくなりました。
残された人生、もう一度、
自分らしく我がままでありたい(Being myself and selfish!)
そして親に素直に感謝を伝えられる自分になりたい!