「なぜ」の質問で嫌な思いをさせない方法

コーチング

「なぜ」って聞かれると責任追及されているようで、嫌な思いをした経験はないですか?

反対に、「なぜ」の質問で相手を怖がらせていませんか?

なぜの質問は相手を委縮させて、怖がらせてしまう場面があります

理由を知りたいがために、問題追及に聞こえがち

「なぜできないの」

「なぜ勉強しないの」

そんなつもりではなくても相手にきつく聞こえてしまったり

自分が使われた時、嫌な気持ちになったり

「なぜ」と聞かれると、無意識に防御態勢にはいってしまいがち

適切な場面で適切につかえば、根本的な部分を考えるきっかけになりますし

根本的な部分を明確にすると、行動のモチベーションに繋がる半面

「なぜ」は原因追及なので、責められているように感じることがあります

ではどうすればいいの?

「なに」や「どのように」に言い換えて質問することをお勧めします

「なに」や「どのように」は未来を考える質問なので、前向きに考えることができます

質問が原因究明など過去に留まってしまうと相手は反省しなくてはいけないと感じてしまいます

これから行動できる未来に視点を変えて質問することで、行動や思考を促進することできるのです

イギリスにきて驚いたこと

イギリスにきて驚いたのが
何か問題が起こった時に
「なぜ」の質問より
「どうしたら」とか「なにを」の質問が先に出ること

問題が起こった原因よりも
未来に向かって
「どうしたら解決できるのか」
「なにを今したら問題が解決するのか」
つまり未来に視点が置かれた論議をまずします

そして、問題が解決した後に
「なぜ問題は起こったんだ」
という論議となるのです

視点をどこに置くか

の違いです

「なぜ」の質問の置き換え例

▶「なぜできないの」
「できない理由はだろう?」(「なに」の置き換え)
どうしたらできるかな?」(「どのように」の置き換え)

▶「なぜ勉強しないの」
何が勉強を妨げているのかな?」(「なに」の置き換え)
どうすれば勉強が出来る環境になるのかな?」(「どのように」の置き換え)

少し言い方をかえるだけで

円滑な人間関係が気づけそうですね

今度、家族に「なぜ」って質問をしようとしたときに

一息置いて考えてみるといいかも